木庭次守『新月の光』八幡書店 より


■饒速日命と二二岐命
饒速日命は十種の神宝、二二岐命は三種の神器をもらわれた。王仁は饒速日だ。十種の神宝は天の数歌の一二三四五六七八九十のことで、十種は十曜だから王仁は十曜の紋をつける。経の万世一系と緯の万世一系と揃うのが、世界十字に踏みならすことだ。〓は裏の紋だ。開祖は御所の中に入って守護すると、いつも言っていられた。今のお方は変らぬ、大○○○と似ていられる。世界統一(道義的)は緯の万世一系の役。これがなければ、経の万世一系だけではいかぬ。(昭和十七年十一月十六日桜井重雄氏拝聴)(参照)『大本神諭』明治三十二年旧六月三日同大正八年二月十三日旧一月十三日『霊界物語』第十三巻「総説」(一)神旗の由来同第一巻第十九章百十二頁「世を救ふ弥勒の神の標章は○に十字の神定めなる」『出口王仁三郎全集』第五巻「言霊解」[皇典と現代]十一頁

 

■国常立尊と饒速日命

国常立尊は天照大神の元であるが、下に降って働かれるのである。総理大臣がしっかりしているから治まるのである。天照大神は国常立尊の御分身である。饒速日命は二二岐尊の兄様であるが、先に十種の神宝をもって大和にお降りになって用意をされていたのであるが、神武天皇がお降りになった時におしらべになって天津日子のしるしのあるのを見てお譲りになったのである。十種の神宝を持った人が下に降って働かれるから、神武天皇の御位が保たれるのである。その上にあって陛下は知ろし召さるればよいのである。(『古事記』には邇藝速日命と書しあり)(昭和十八年二月三木善建氏拝聴)(参照)『出口王仁三郎全集』第五巻「神武天皇御東征之段」(三)

 

■三種の神器と十種の神宝
二二岐命は三種の神器で、饒速日命は十種の神宝である。古事記の禊祓の段にある|衝立船戸神《つきたつふなどのかみ》は上と下とに衝立って遮る神様で、これを取り払われるのである。王仁が書いている通りである。これから誠の天照大神が表われるのである。○○○○伊勢や熱田や宮中の三種の神器のあるところ○○○○○○○○○○。(昭和二十年九月四日)(参照)皇居、昭和二十年五月二十五日夜空襲。二十六日朝、表宮殿、大宮御所炎上。伊勢神宮外宮神城、昭和二十年四月十四日、五カ所六発の爆弾投下。七月二十八日夜半より翌朝にかけ大空襲を受けた。宮域内に投下された焼夷弾は八百五十発に及んだが、御正殿のみは被害がなかった。熱田神宮、昭和二十年三月十二日夜、大空襲、無数の焼夷弾が神域に落下、境内諸施設三分の二を一夜にして失う。五月十七日二時より約二時間焼夷弾の攻撃をうけ、御本殿御屋根の一部及び付属建物の一部炎上。